運営にしか書けない!
実録夏祭り2007 DOBTLを大暴露だぜ!
文責:max(夏祭り副主催)
(1)企画立案
みなさまどうも、maxです。
まさかここを読んでいる段階で初めましてということもないでしょうw
初対面の挨拶は割愛させていただきます。
もしも僕の名前を見たことがない、あるいは心当たりがない、
または知ってるけどこのページがなんのために存在しているのかわからない。
……そういったことがありましたら速やかに夏祭り会場へ向かってください。
そして延べ100作を超えた良質のダン☆おにを遊びつくしてください。
いいですか? では始めましょう。
今回僕は夏祭りの副主催という立ち位置で運営をさせてもらったわけですけども、
なぜそんなことになったのか。
それは閉幕宣言を読んでいただくとある程度ご理解いただけると思いますが、
僕からの視点でもう少し掘り下げていきたいと思います。
事の発端は遠くさかのぼり(ってほどでもないか)、名無し祭りの開催より前になります。
2ちゃんねるという大型掲示板群のなかに、ダン☆おにスレというものがあります。
その頃合に少しずつこういった議論が交わされていました。
「夏祭りどうするの?」
……僕自身去年の夏祭りをきっかけに大きくダン☆おにの腕を上げたわけです。
さらにその頃にはそれなりの数の作品をローカルで制作してて、
夏のお祭りに参加してやろうかとも考えていたわけです。
そんな中夏祭りの議論が交わされていたわけですが。
こんなこと言うとアレなんですけど、どれも上手くいかなそうに見えたんですね。
面白く無さそう、ってのじゃなくて単純に「誰もやらねーんじゃねーの?」っていう。
で、思ったわけです。
「自分でやればいいんじゃないのか」
そんなことを考えたのが今年一月の末頃。
獣の時間がようやく10000Hitを達成した頃でした。
祭りを主催するとしたらどんなことが必要だろう? 割と真剣に考えました。
まずは企画が必要だろう。
去年の夏祭りは東方・DO7F・DOCF・DOSF(略称は各自知識を補完してください)の4つに分割されていた。
それは非常に面白かったので、今年もなんとか応用できないか?
スレを見ていても「ヴォーカル曲の祭り」「ネタ曲の祭り」「プレイヤーの祭り」などなど、
様々な面白アイデアが出ていました。
で、そんなに考えるまでもなく思いつくわけです。
全部まとめてやれば絶対面白い!
とりあえず参加者から色んな作品を募集する。
夏祭りの規模を大きく出来れば多くのバリエーションに富んだ良作が集まるはず。
それを作品の傾向別に分けて部門を設定、投下していく。
これだ。
これは従来の祭りが抱えていた諸問題を一気に解決しうるアイデアだ!
まず「祭りの分散」を解消できる。
4つに分けられた祭りは長期間楽しめるという利点はあったが、夏休みのすべてを消耗してしまった。
具体的に問題を一つ挙げると、疲れた。
その点夏のお祭りを一ヶ所に集中させればそういうことも無くなるだろう。
(ちなみにこれを考えていた頃は「掲示板の盛り上がらなさ」までは考えが及ばなかった)
次に、「投下順」に関する問題も解決できる。
今まではどれだけ良作を作ったところで、注目されるイスが少なすぎた。
それは「トップバッター」と、何より「大トリ」である。
というか正直「大トリ」の注目度が大きすぎて他の作品が完全に埋もれている感があった。
……まぁ、作品のインパクトがそんなものを吹き飛ばしている例も多々ありますが。
注目されるスポットが存在していることは認めてもらえると思います。
ですが作品を傾向で分け、部門を設定して投下すれば。
「部門ごとのトップバッター」と「部門ごとのトリ」を設定できます。
全作品に注目を集めるのは難しいけど、注目数を増やすことはできる!
これだ。
考え始めると部門もどんなのが設定できるかわくわくする。
「ヴォーカル部門」「ネタ曲部門」「東方部門」「いわゆるLunatic部門」「SWFがすごい部門」「難譜面部門」etc...
すごい。妄想だけで盛り上がってきた……
難譜面部門やいわゆるLunatic部門では掲示板でスコアタを実施して盛り上げるのもいいかも。
とか色々アイデアがわきあがりました。
まだある。「祭りの特徴を運営が提供できる」ということだ。
従来の祭りでは「提出される作品」が特徴を形成していた。
祭りにできることはその特徴ある作品を順番に投下していくことだけ。
……まぁ、名無し祭りは特徴を自分で生成していたけれど。
この企画ならば「特徴に分けて投下」ということそのものが特徴になる!
これだ。
これはすごい祭りにできる……!
さらにアイデアは湧く。「バグとズレを無くすためのテストプレイを実施」するということ。
ただ単に祭りの方針だけが凄くてもしょうがない。
やっぱり提出作品の質も、祭りの成否に大きく関わってくるだろう。
そうだ、主催およびスタッフが入念にテストプレイしてバグやズレを指摘すればいいんだ。
というかこれなんで誰もやらないんだろう?
そんな風に妄想しているうちにひとつのダン☆おに作品が完成しました。
No.16「Retrospective of Kyoto」です。
獣の時間10000Hitキリリク作品にして、それは秘密さんとの合作。
夏祭りの副主催は僕ですが、それ以前に主催はそれは秘密さん。
ここのつながりが今回の祭りにとって結構重要な存在になっています。
メールやメッセ、あるいは某チャットでお話しするごとに分かってきたのですが。
それは秘密さんと僕には案外共通点が多いんです。
(関係ないけど、この文章書き始めた瞬間Retrospective of Kyotoが流れ始めた!)
(音楽聴きながら書いてます)
京都在住であること。東方好きであること。年齢が年長組であること。
ダン☆おににこだわりがあること。
話していくうちに「この人はすげー人だな」と思いましたね。事実そうですし。
逆にあちらからも色々うれしいお話を聞かせていただきました。
獣の時間を頑張っていてよかったな、と思えたのがいくつも。
僕は変に野望を持ってサイトを始めたタイプなんですが、この人はナチュラルだなぁと思ったりも。
……さて、時は三月の終わりを迎えました。
特に夏祭りに対する具体的なアクションを起こすこともなく、その時期がきました。
名無し祭りです。
(もっと言うと、夏祭りは名無し祭り終わるまで論じるべきでないと思ってました)
(名無し祭りに集中しようよという意見)
これはいい意味で自分が夏祭り主催として相応しいかどうか判断するチャンスだと思いました。
もしもここで悲惨な結果だったら主催はやめよう。
誰かが主催すると言い出したときにアイデアを提供しに行くのに留めよう。
そう思いながら祭りが開幕――閉幕。
結果は第4位。
…………これって、どうなんだろう?
正直戸惑いました。
もうちょっと分かりやすい順位にいればはっきりしたのに。
でも諸々のデータを洗ってみると、ギリギリOKかな? と自己判断しました。
当時、誰も夏祭りについて具体的アイデアを出してなかったのも加味されてます。
誰もやらないよりは、と。
そんな風にほんのちょっぴりもやもやしながら某所チャットにて。
更新しつつ見ていると点滅するメッセの会話ウインドウ。
「おや、誰だろう?」
と口にしたわけではないですけど、見てみる。
そこには、それは秘密さんと、友人の暗狐さんの名前が。
実はそこに僕も含めた三人にも共通点が。
先ほど書いた内容そのままですけど。
それは秘密さんと僕の間にはレトロスペクティブ京都という共通作品がありますが、
彼ら二人にもまたりぐるんという共通作品が。
……要するに、縁があったんですね。
そこで、決定的な会話が出ます。
「実際に会って話をしませんか? オフ会ですよ!」
閉幕宣言を読んでいただければ分かります。
すべてはここから始まった。
続く