運営にしか書けない!
実録夏祭り2007 DOBTLを大暴露だぜ!

文責:max(夏祭り副主催)



(2)オフ会


忘れもしません。2007年4月8日。
京都在住のダン☆おに職人三名によるオフ会が実施されました。
顔ぶれは、それは秘密・暗狐・maxという通称京都トリオ。

その日は夕方17:00集合ということで緊張しながらも時間より若干早めに集合場所へ向かったわけです。
まぁ緊張といっても横には顔見知りの暗狐さんがいるのでそんなでもなかったんですけどw
お酒を入れてもよかったんですが、次の日maxは用事があったのでパス。
三人して喫茶店に入って色々お話をすることに。
……というか会った時点であれこれ話しましたけれどもw

このあたりのことは獣の時間の過去ログにも記されています。
名無し祭りの直後ということもあって、その話題が多く出ました。
参加してない暗狐さんが置いてけぼり感漂わせまくり。ごめん。
とにかく秘密さんはレビューを書いただけあって、ものすごく真剣に名無し祭りを捉えていたように思います。
あの譜面はよかった、これからこうなって欲しい、などなど話しているうちに……

話題はいつしか名無し祭りをこえて、ダン☆おに全体のことに。
といっても、お互いがダン☆おにを始めたきっかけなどを話し始めたわけですけど。
竹取飛翔の誕生秘話とか興味深かったです。

そして。

話題はさらに変遷し、これからやりたいことの話に変わり――


「実は今年の夏祭り、主催してみようと思ってるんですよ」


決定的な一言が出ました。
しかもそれは衝撃的なことに、それは秘密さんが言った言葉でした。
仰天しました。
すぐさま納得できましたし、ある程度予感もあったのですが、やっぱり驚きました。
しかし引き下がるわけにはいきません。
何せ僕も夏祭りに関してはかなりの良さそうなプランが胸のうちにあります。
それを明かさずに秘密さんの独断で進めさせるわけには――

「マジですか! 僕も主催しようって考えてたんですよ!」
「そうなんですか!?」
食いついてきた。ここでプランをしっかり述べないと。

「いやね、去年の夏祭りって分散して盛り上がりに欠いたじゃないですか」
「だから今年は全部まとめて、作品の種類別に投下したらいいんじゃないかと思うんです」


↑ちなみにこれは、それは秘密さんの発言です。


( ゚Д゚) <…………。


( ゚Д゚ )

仰天なんてもんじゃありませんでした。ええ、それはもう。
こっちから言うまでもない。まさか同じアイデアを……

「僕も同じの考えてましたよ! ヴォーカルの部とか、ネタ曲の部とか……」
「maxさんも!?」
びっくりしたのはこっちだけではなかったようです。当たり前か。
「いやー、私と同じこと考えてる人がダン☆おに界にいるとは思わなかったなーw」
「僕もですよwww」
「あー、これは本格的に考えてもいいかもしれませんね」
「そうですね」

盛り上がる二人。置いてけぼりの暗狐さん。マジごめん。

「他にも"果たし状"ってのを各自出してもらって、一対一の対戦ってのも考えてるんですよ」
秘密さんの猛攻。
正直僕はそこまで考えてなかったんです。
「対戦ですか。DOXFみたいなのですか?」
「DOXFではそこまで"対戦"って感じがしないことないですか?」
秘密さんは続けました。意外にというか、よく喋る人でしたw
「チーム分けをして、チームで対戦して結果は最後。もっと対戦してる! ってのが欲しいんですよ」
「提出作品を運営で入念にテストするってのも考えてます」


……ここで出たこういう話が、最後まで一本通った「軸」になりました。
見てもらえば分かりますが、夏祭りで採用されたアイデアの多くは四月の時点ですでに固まってたんです。
さらにお分かりであるかと思いますが、夏祭りの目玉について。
果たし状ってのはそれは秘密さん独自のアイデアで、maxのものではなかったんですね。
でもテストや部門別投下ってのは両者共通のアイデアでした。
後々決まることですが、「部門別投下は当日まで極秘」という発想に到ったのは当然の結果。
とはいえ、果たし状を使った対戦と部門別投下という二本柱が生まれた瞬間でした。


……横にいた暗狐さんには口封じをしましたとも、もちろんw


さて。
ここらで一つこの時の状況を説明。
みなさまが確実に誤解しているであろうことを。

この時点でmaxは「主催しなくてもいいか」という考えに到りました。

そうなんです。
正直それは秘密さんがやるなら僕の出る幕は無いだろうと。
ただ立案に関わったから、スタッフは絶対にさせてもらおうと考えてましたけどねw
この時は、そう思ったんです。



それからしばらくは夏祭りの話題が全く出ずに過ぎていきました。
まだ名無し祭りの余波が強く残っていましたし、四月から夏の話をするのは早すぎると思ってました。
主催する気の無い僕も、ぼんやりと「ゴールデンウィーク明けに始動かな」と思ってました。
過去の例を見てもそんなものでしたし。
早めに始めるに越した事は無いという意見もあるでしょうがもう一つ理由が。
7key Festival '07です。
六月開催が決定していた7key祭りにあまり早くから割り込むのは望ましくない。
あちらが少し落ち着いてから、それでも遅すぎない時期にスタートすべきである、と。
そう考えていました。

あとから確認したところ、それは秘密さんもほとんど同じ意見だったようです。
やっぱり気が合うというかなんというか。
状況を冷静に見つめながら日々は過ぎていきます。
四月も後半に入り、五月に――



変化は、なんの前触れもなく起こりました。唐突に、衝撃的に。





続く