運営にしか書けない!
実録夏祭り2007 DOBTLを大暴露だぜ!

文責:max(夏祭り副主催)



(3)本部、始動!


「maxさん。あの日のこと、覚えてますか?」

maxの心臓は一気に高鳴った。覚えてるなんてものじゃない。
今まさに、その時のことを思い出していたんだから……


……若干誇張ですがwwwwwwwwwww
オフ会で出た夏祭りの話題も機会をうかがって胸のうちに秘めていた五月の初め。
いつもの更新作業の一環としてダン☆おにサイトを巡回していた時のことでした。
基本的に新作公開がないか目を光らせているんですが、それだけでは味気ないですよね?
だから日記やブログなどが面白いところは、そこもチェックしてるんです。
そんな中に、一人の有名な職人さんがいました。

……獣の時間を始めるずっと前から僕は色んなダン☆おにサイトを巡っていました。
色んな作品をプレイしたかったからです。
そのために猫眠さんを初めとした各所リンクを利用していました。
そうしても全く見つからなかった人ってのが、どうしてもいます。
そういう人は祭りがあって、作品を公開されることで見つけることが出来ます。


鉋モドキさんも。
東方鬼斬祭で初めてその姿を発見した方でした。


以来、ちょくちょくと足を運び、難譜面に眩暈を起こしつつ楽しんでいたわけです。
受験の影響で去年の10月後半にサイトを一旦閉鎖されました。
ちょうどウチは入れ替わるように始めたんですけれども。
そんな鉋モドキさんが受験も終わって復活されてしばらく経っていた頃。

それが、五月初めという時期でした。


僕がリンク集を使って巡回をして、鉋モドキさんのブログを読んだ瞬間。

背筋が凍る思いをしました。
こう書かれていたからです。


「今年も夏祭りがあるなら、スタッフをしたいです!」


ヤバイ。
直感が全精力を結集して僕にそう訴えかけてきました。ヤバイ。

秘密さんと話した今年の夏祭りのポイントに何を諦めても、外してはいけないポイントがありました。
それは「一つの祭りに結集して盛り上げること」です。
分散する祭りをまとめるために投下方法に工夫を凝らすわけですし、
去年のように人が分かれては対戦が盛り上がらない。
これは絶対条件だったわけです。

それに対して、鉋モドキさんのブログは容赦なく致命的な発言となりました。

この日記を読んだ人が誰か、夏祭りを企画し始めるかもしれない。
それはおそらく、去年あった祭りのどれかを踏襲したものになる。
例えば、第二回東方鬼斬祭とか、そういったものに。鉋モドキさんだから余計に。


強い危機感を覚えながらも、僕はしり込みしていました。
果たしてこれは僕が一人で突っ走っていいものなのか?
……いや、いけない。
絶対にそれは秘密さんと連絡をとらなければ。そうしないと、すべてが終わる!

しかし主催はしないと決めていたその時点でしり込みは消えません。
どうすればいい? とにかく某チャットへ向かいました。
そこには、それは秘密さんの姿が。

タイミングをみて、夏祭りの話題を出そう。

そう思っていたとき、それは秘密さんからささやきが。
(ささやき:チャット内で、二者間にだけ見える会話。あと管理者も見れる)

それは秘密 > maxさん。あの日のこと、覚えてますか?

来た。そう思いました。来た、と。
すぐさま返事を返します。

max > はい。覚えてます。

それは秘密さんからの返事は迅速で、

それは秘密 > どのくらい真剣に考えてます?

その言葉を聞くと、もう僕の心からは、しり込みも小さな考えも消し飛びました。

max > 割と本気です。

ここで一瞬会話が途切れました。
お互いがそのチャットのシステムを理解していたからでしょう。
この会話は決して二人だけのものではない。管理人であるPMさんにも見られてしまう。
うかつなことは話せない。特に、まだ伏せておかないといけない情報などは。

max > ……とりあえずメッセに移動しませんか?

それは秘密 > そうですね。

メッセをつないですぐ、二人の会話は核心に迫りました。何せ一刻を争う。

……鉋モドキさんの日記を秘密さんも読んだということ。焦っていること。
とにかく他の祭りの企画が上がる前になんとかしないといけないということ。

二人とも鉋モドキさんをスタッフとして迎えることにやぶさかでないこと。

これらを確認した上で、それは秘密さんが鉋モドキさんと連絡をとることになりました。
さらに同時進行で祭り開催の旨を宣伝することに。
予定より若干早いですが状況が変わりました。
すぐにsecret roomと獣の時間のindexページで夏祭りをすると告知。
祭りページの用意などできているはずもなく、しばらく待ってほしいとも告知。


これで上手く回るはずだ。

二人ともある程度そう考えました。
状況は厳しいものでしたが、いい面もたくさんありました。

特に僕にとっては鉋モドキさんの行動が強い後押しとなって運営に関わる決意ができたのです。
一種の偶然ですが、これはすごくプラスに作用した偶然だったと今でも思います。
何よりも、「運営側で入念にテストプレイ」という企画にとって、鉋モドキさんは欠かせない存在に。
それは少し落ち着いて、夏祭りの仕様について秘密さんと話していたときに分かりました。


「主催はどっちがやる?」
お互いが企画発案者であるため、どちらが主催でも良かったんです。
正直なところ、W主催でいいんじゃないのかとも思ってましたが秘密さんが、
「肩書き上、主催が二人ってのは避けるべき」
と言い、そのとおりだと思ったため主催を決定することに。

紆余曲折の意見交換を経て、
主催:それは秘密  副主催:max  スタッフ:鉋モドキ
の体制が完成しました。

さらに役割分担も考えます。
主催は全体の統括を。副主催はHTML担当を。スタッフは主にテストプレイ担当を。
もちろん三人でする仕事もたくさんあります。
ですが大筋としてこのように決定しました。


そして、五月も半ばに達しようとしたその日。
夏祭り本部ページが開設、公開されました。
この日から三ヶ月にわたる忙しくも充実した毎日がスタートしたわけです。


……決めなければならないことは山積みです。まずはアレを決めないと。