ParaFlaソース ver fd1.13.1 解説

tickleさん(Cross Walker)配布のParaFlaソース ver fd1.13.1を解説。

1.ダウンロード
  現在作成講座ではParaFlaソースはtickleさんのサイトから落とすように書いています。
  tanishiさんがViviparaにて配布してないからですね。
  ところがtickleさんのサイトには改造されたソースが同時に存在してます。
  表記をそのまま掲載すると、
  ( 5 / 7key )となっているのがtickleさんので、
  ( 5key )となっているのがtanishiさんのです。
  作成講座では下の5keyソースを用いて改造などの方法を書いてきました。
  しかし、未修正という注釈が付いているとおり、様々な追加機能は5/7keyの方に足されてるんですね。
  とりあえず思いつくだけ列挙してみても、
  オプションが充実・dos.txtの読み込みミスがない・フレーム判定・リトライ標準装備……
  まぁいっぱい追加されてます。
  特にここ最近(2007/07/08からの2週間くらい)の進化は凄まじく、
  今までの原型が留まってないんじゃないかというくらいの劇的な改造が施されました。(大げさ)
  そこで、このソースを使いたいという需要もあると考えています。
  ……ところが、tickleさんのソースはtanishiさんのソースと少々勝手が違います。
  思わぬところに落とし穴があったりするので、今回はその辺りを詳しく説明したいと思います。

  さあ、ではまずはダウンロードしてみましょう。
  この項目を執筆しているのは2007/07/21(Sat)ですので、最新版がver fd1.13.1です。
  ですのでこれを使用して解説していきますが、おそらく最新版をダウンロードしてもらえばいいです。
  例えばver fd1.13.2になっててもしり込みせずにやりましょう。
  ……まずはここのParaFlaソースってところの。
  5 & 7key [ ver fd1.13.1 ]をダウンロードしましょう。
  ZIPファイルですので解凍などは各自でお願いします。分からなければ作成講座参照で。
  中には57sourceというフォルダがあって、その中に色々ファイルがありますね。
  特に7_5key.pflは何に使うのか明白ですね。
  readme.txtは分からなくても一通り目を通しておきましょう。

  ……さて。
  ではParaFla!を使って7_5key.pflを開いてみましょう。
  何やらtanishiさんのソースとはかなり様子が違いますが、ゆっくり見て行きましょう。
  (今回は大変なので画像はパス)

  まず左ペインに、フォルダが用いられてますね。
  開いたり閉じたり出来て便利です。どこに何があるかざっと見ておきましょう。
  覚えるとかは後からでいいですし。
  で、右ペイン。
  ……個人的に眩暈がしそうなほど改造されてますwww
  tanishiさんのソースの中身をある程度分かってた人でもこれはきついと思います。
  しかし今回はそんな難しいところにはほとんど触れずに進めます。

  まず何をしましょうか。
  使いたい音楽を読み込んでみましょう。「サウンド」ってフォルダの中にあります。
  ここは今までどおり。ID:0400ですね。
  で、その上のID:0014に注目。
  これはプレイ中、右下に曲名が表示されますので、そこの設定ですね。
  合わせて変更しましょう。
  ……曲名を変更するとなると、tanishiさんのソースでは[最初の初期化]内をいじりましたね。
  こちらでも見てみましょう。
  ………………見当たりません。
  焦らなくてもいいです。大丈夫です。
  readme.txtに書いてありますが、このソースでは(リザルトで表示される)曲名は、
  dos.txt……すなわち譜面ファイルの方で設定するんですね。
  譜面ファイルに関しての説明は後ほどやりますので今はソースの方を。

  あれやこれやの設定は個々にお任せしますが、とりあえず曲の長さに合わせてフレーム数を設定。
  そしたらSWF生成してみましょう。

2.譜面ファイル
  HTMLの設定で注意点があります。
  今までの(tanishiさんソースでの)タグをそのまま使うと問題が発生します。
  具体的にはサイズが合いません。
  中に width ってのがありますよね?
  これを、width=350 から width=400に変更してください。
  このソースはwidth=400でheight=350のサイズですので。

  さて、それではプレイしてみましょう。
  ……と、ここで上手くいく人といかない人がいるはず。
  上手くいかない人で、「タイトル画面が出てこない」という症状に陥った方は以下のことを試してください。
  同じフォルダ内にdos.txtを置く
  そうです。
  このソースはdos.txtが無い状況では読み込みが完了しないように設定してあるんですね。
  その辺りがなんでなのかは各自で考えるようにしてください。

  さて、じゃあdos.txtを置けばそれでいいのかとなりますが、そういうわけでもないです。
  dos.txtの中身もきちんとしてないといけないんですね。
  そのあたりをどうしたらいいのか。
  一番早い解決法はCross Walker配布のエディターを使うことです。
  このソースを使うのにあたって必要なdos.txtの内容を全て書き出してくれますから。
  じゃあ、ドイルさんのエディターではどうしたらいいのか。
  ドイルさんのエディターでは書き出す内容が不足して色々不便します。
  ですがreadme.txtを読むと「使える」みたいなことが書いてあります。
  これは嘘でもなんでもなくて、少しカスタマイズするだけで非常に使い勝手が良くなるんですよ。
  (言うまでも無く5key限定です)

  まずはエディターと同梱されているtemplate.txtというのを開いてください。
  その内容はから一部抜粋します。

[テンプレ開始]
left[i]_data=$left_data
&down[i]_data=$down_data
&up[i]_data=$up_data
&right[i]_data=$right_data
&space[i]_data=$space_data
&speed[i]_data=$speed_data
&frzLeft[i]_data=$frzLeft_data
&frzDown[i]_data=$frzDown_data
&frzUp[i]_data=$frzUp_data
&frzRight[i]_data=$frzRight_data
&tuning=name
[テンプレ終了]

  ここを以下のように書き換えます。

[テンプレ開始]
&musicTitle=曲名
&difStep=5
&difName=Normal
&speedlock=1
&setColor=0xcccccc,0x3333ff,0xffffff
&left[i]_data=$left_data
&down[i]_data=$down_data
&up[i]_data=$up_data
&right[i]_data=$right_data
&space[i]_data=$space_data
&speed[i]_data=$speed_data
&frzLeft[i]_data=$frzLeft_data
&frzDown[i]_data=$frzDown_data
&frzUp[i]_data=$frzUp_data
&frzRight[i]_data=$frzRight_data
&frzSpace[i]_data=
&stop[i]_data=
&speed[i]_data=$speed_data
&tuning=name
&dataEnd=true
[テンプレ終了]

  ……随分と縦長になりましたがそこはお気になさらずw
  順番に説明していきましょうか。
  まず一番上の&musicTitleという項目。
  これが先ほど見つからなかった[最初の初期化]内のタイトル部分なのですね。
  「曲名」を適宜書き換えましょう。
  次は&difStepです。
  実はこのソースは7keyと5keyの両方に対応しています。
  そのため譜面のほうで「どちらを使うのか」を設定しておかないといけないんですね。
  本来は「5」と「7」を選べるのですがここは「5」の一択です。
  ドイルさんのエディターは5keyにしか対応してませんからねw
  7keyを作りたいときは素直にtickleさんのエディターを使いましょう。
  もう一つ説明すべきことがありますが先に&difNameを説明します。
  これは難易度の名前を設定する項目です。NormalとかHardとかですね。
  これも必要なものを書きましょう。
  さて。
  大事なのは「複数の難易度を作る時」の設定方法です。
  これも譜面ファイルの中で手軽に作れます。
  仮に「5keyのEasy,5keyのNormal,5keyのHard,5keyのDeath」と豪華4本立てにするとしましょう。
  その時は、&difStep=5,5,5,5 にして、&difName=Easy,Normal,Hard,Deathとします。
  関連性は分かりますよね?
  2つだけでいい時は2つにすればいいです。大事なのはカンマで分けることです。
  1つの時はカンマは要りません。
  また、difStepとdifNameの数は揃えるようにしましょう。
  次の&speedlockは初期倍速の固定です。
  1.5にすると、それ以下の倍速が選択できなくなります。
  こちらも上記2つと合わせた数を設定しましょう。&speedlock=1,1,1.25,2みたいに。
  &setColorは、矢印の色を設定する部分です。
  3つありますが、左から順に「上下左右矢印の色」「斜め矢印の色」「おにぎりの色」です。
  readme.txtなどを見て設定しましょう。
  ……その下はほとんどいじる必要はありません。
  普段のように譜面作成をすれば自動的に書かれていきますからね。
  ただし&stop[i]_dataに関してはちょっと上手く働かないので説明しておきます。
  (tickleさんのエディターを使えば早いのですけどもw)
  これは譜面に出力されるとstop_data=となるのですが、
  その後ろに止めたいフレーム数動かし始めたいフレーム数を交互に入れていきます。
  stop_data=515,552,6098,7060……といったように。
  かならず止めるフレームと動くフレームを指定してください。
  また、2つめ以降の譜面ではstop2_data=などとなりますので同様にどうぞ。
  最後に&tuningの後ろには自分のHNでも入れておきましょう。
  そして。
  末尾の&dataEnd=trueは消さないようにしましょう。

  長くなりましたがエディターの設定終了です。
  これでドイルさんのエディターを普段どおり使って問題ないです。

  あとはいつもどおりに譜面を作っていきましょう。

3.諸注意
  思いついたら書きます。


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